食事前にカジノでスロットに専念した。溜まったユーロのコインを整理したかったが、コインの枚数を少なくした「整理」の結果となってしまった。途中まではよかったんだよなあ。
さて船内での夕食であるが、いくつか店があるのだが、値段は期待できなかった。「寿司」もあって興味あったけど断念し、結局アーケードの下の6階にあるイタリアンの店に落ち着いた。客は少なそうだったが、まあイタリアンは外さないから。ワインでも飲み始める。パンはオリーブの香りを遺すため温められ袋で出される。
まずはトマトとモッツァレラチーズで。ワインとマッチしている。
パスタはラビオリとした。ラビオリはもっちりしていていいねえ。アスパラも食べ応えのある大きさであった。
イタリアンはその後肉や魚となるが、いっぱいになるのでこの辺で。ただしデザートとエスプレッソはしっかりと。デザートはオリーブが練りこまれているとのこと。
最後におまけ。同フロアの免税スーパーマーケットで買い物していた中で見つけたムーミン缶。何かわからないので買ってみて飲んでみた。ベリー系のソーダだった。これが意外と美味しい。帰国までの飲み物のキーとなっていく。
船は17時前にストックホルムの港を出帆した。タグボートを使わず180度回転できるんだな。別れを惜しむような雨の出帆となった。
向こう側にも客船がいるのか。バルト海はたくさんの船が行き来してるのだ。
バルト海に出るまでは島の間を行き来する。狭い海路ながら大きな船が航行できるほど海は深いのであろう。
30分ほどして、先行している2隻を発見。あれはストックホルムの市内で見た2隻ではないか。
こちらはバイキングラインのヘルシンキ行き、この船を追っかけていくのだろう。
こちらは曲がっていったから別の方向へ行くのだな。
船の中では夜になるとイリュージョンも行われる。本格的である。
アーケードの奥にあるパブ、出帆前ながらすでにオープンしている。
中に入る。年配の方が多いね。クルーズ船ではないけど時間に余裕がないと船には乗らないんだろうなあ。
まあ構わず、船出を祝って一杯。
ああ、ここでイリュージョンやるんだな。しかもカジノだ。
カジノは後ほどとして、この下には免税のスーパーマーケットがあるなど、設備充実のシリヤラインである。
船の出帆まで1時間近くある。ゆっくり船内を探索するとしよう。まずは屋上へ上がってみた。しかし天気はすっかり雨になってしまった。
隣のタリン行きの船を眺めるしかなかった。
最上階にはパブがあるが、カラオケと書いてある。夜中は盛り上がるのであろう。パブはここだけではないのだ。
船内にあるエレベータで下に降りる。エレベータの中から撮影。搭乗口がある7階、このとおりアーケードになっているのだ。上層階の窓は全て船室である。
搭乗口から見えるのはエストニアのタリンへ向かう船。あれも大きいなあ。
私が乗るのはヘルシンキ行きのタリンクシリヤラインの船、シリヤシンフォニー号である。6万トン近くある船で、日本で一番大きいクルーズ船飛鳥と同じくらいの大きさの船なのだ。その船が定期航路で行き来しているのだからすごいものだ。とりあえず前面から撮影。大きすぎて全景が見つからない。
船にはオフィシャルキャラクターのムーミンとサンタクロースが描かれている。
記念写真撮影の後、船長らスタッフのお出迎え、サックスプレイヤーの演奏のもと、船内へ入る。
私が予約した下から1つ上のランクの2万2千円(ユーレイルパス使用の割引価格)の部屋は搭乗階の7階から2つ上がった9階の船首側内側である。
2段ベット2つの4人部屋にベット1つセットの部屋だ。これは広い。トイレとシャワーも付いている。これで16時間近い船旅はいいんじゃないの。
ストックホルムのバスターミナルからバスに乗って20分ほど。このターミナルに着いた。チェックインを行う。
そして15時半、搭乗が始まった。ヘルシンキ行きの列に並ぶ。
乗るのは飛行機ではない。これである。
ムーミンがお見送りである。
時刻は14時過ぎ、ホテルそばにあるストックホルムのバスターミナルである。
これからフィンランドのヘルシンキへ向かう。残念ながらフィンランドへは鉄道がつながっていないので行けないのだ。ということでここからバスに乗って向かうのは、
Tallink Silja(タリンクシリヤ)である。これは行先ではないんだよなあ。
バスがやってきた。連接バスである。
連接バスは何度か乗ったことがあるが、連接部にシートってあったかなあ。危なそうなシートである。とにかくこのバスに乗った。
しまやん
しまやん徒然旅日記 