時刻は4時を過ぎた。追い山まで1時間である。
スタート地点では勢水を蒔き始めた。子供たちの仕事であるが、幅広く水を蒔くのは難しいんだな。
勢水は舁き手にとっては重要で、雨が降ったほうが走りやすい、とも言われるくらいだ。ただ撮るほうは気を付けないと、カメラごとずぶ濡れになるので注意が必要である。
クールからたくさんの客が乗ってきた。私の前の席も埋まった。クールから先は初めて乗るルートである。スタッフがお土産のパンフレットをくれた。これが有名なお土産のワイングラスである。これからこれが発揮する急坂を氷河急行は上り下りしていくのだ。
クールから途中まではサンモリッツからのルートの逆を進む。先ほど撮った菜の花畑、再び撮ってた。
線路は別れ、サンモリッツへ向かう線路は上へ。サンモリッツから下りてきた電車が氷河急行の通過を待っていた。
氷河急行はライン川の源流に向かって、川沿いを進んでいく。
スタッフが飲み物を聞いてきた。目の前の席に座ったおっさんがビールだったので私もビールを注文。そろそろ昼食が始まるはずだ。