食事を終え、エルベ川沿いを歩いてみた。
ん?あれはUボートじゃないか、しかしぼろぼろだ。
中を見ることができるようだが、こんなにぼろぼろで金を払うのはもったいない。彼らが座っているのもそのせいであろう、おい、どこに座ってるんだ。
クマも色あせたよ。
レーパーバーンからフィッシュマルクトへ向かったのはおいしい食事をするためである。この夜は「フィッシャーハウス」で食事とした。
ハンブルクは魚介類の水揚げ高世界一の場所である。「ハンブルクステーキ(ハンバーグ)」を探してみたがいいところがなさそう、それなら魚にしよう、ということになった。このお店の看板の絵、カレイはハンブルクの名物らしい(後で知った)。
さてまずはビール、フレンツブルガーの生で喉を潤す。
このお店の名物にウナギのスープがあるので頼んでみた。少しすっぱめ、サンラータンのような夏の味で、しかも具沢山。
そしてメインはサーモンを含めた3種類の魚である。
前夜のまずいサーモンと違い、これはよかった。ソースがマスタードの少しすっぱいソース、これがよく魚にあってる。ソースはごまかしとは言えどもおいしいごまかし方をしたいものだ。ここはよく研究できているようだ。
以上で税込みチップ別で22.2ユーロ。
ハンブルクのレーパーバーンの続き。問題の通りの名前がその答えである。
ビートルズプラッツ、今から半世紀も前、当時無名であったビートルズがここで下積みを積んでいたのである。メンバーはみんな未成年。ここで演奏し続けたことが後に世界的なブームになっても動けたのである。この通りには3箇所の有名なライブハウスがある。
まずは「インドラ」、ビートルズがハンブルクで活動を始めたライブハウスである。
こちらは「カイザーケラー」、ビートルズに限らず世界中のスターはこのライブハウスに足を踏んでいるそうだ。
そして今はないが「スタークラブ」があったことを示す碑が残っている。
ドイツでビートルズ、ピンとこなかったが、ここでの下積みがあったから、ということになっているようでそれなりの誇りはあるようだ。リンゴスターはここでメンバー入りしている。ビートルズを語るにおいてははずせない場所と私は思う。