クリスマスイブ。レストランなんぞは予約いっぱいでとても1人で行くものではない。香港はそうだったが、ここは日本。
うん、昨日は浅草から東銀座へ移動して食事とした。うん、レストランだよ。


この時点で、この店を知っているものはよほどのカレー好き、と察する。
「ナイルレストラン」、ここは日本のインドカレーの発祥の地。ここのカレーを知らないでカレーを語ってはいけない、私はここのカレーは立派な「料理」だと思っている。有名人のファンも多く、タモリは「カレーはお客様を連れて食べに行く料理ではないと思っているが、ここのカレーは連れて行ける料理である」と絶賛している。お昼に食堂で食べるカレーや松屋のカレーなどと一緒にしてもらっちゃあ、困るのである。
10年以上ぶりの「ナイルレストラン」、店に入ると、さっそくインド人の店員が「ムルギですか?」である。当たり前だ、それを食べに行ってるんだから。「ムルギランチ」を注文。ビールを勧められ、インドのビールとパッパルという煎餅みたいな塩味のきいたおつまみからスタートとする。


いよいよやってきた「ムルギランチ」である。

やわらかい鶏肉とサフランライス、そしてキャベツとポテトが1つの皿に盛ってあらわれてくる。少し辛めであるが、鶏肉と野菜・そしてポテトがそれを中和してマイルドなお味になるわけだ。
このショット、「早くこれ撮って」と言われて、である。その後、チキンの骨を目の前で取ってくれる。

そして極めつけは
「全面的に混ぜて食べて。混ぜれば混ぜるほどおいしくなる。」
これがムルギランチの食べ方である。カレーを混ぜて食べる、子供の食べ方で、テーブルマナーに反するといわれるが、ここは混ぜるのだ・・・・・・。
味については申し上げるまでもない。久々にカレーの頂点を味わった。ぜひ行ってみていただきたい。昼行くと行列している。
ムルギランチは1500円。ビールとおつまみで800円、合計2300円のクリスマスディナーであった。
