イワシの塩焼きを食べ終え、せっかくここまで出てきたのだから海ぐらい見に行かないと。すぐそばの砂浜まで出て行った。カスカイスは保養地で、別荘やホテルなどいっぱいあるのだ。
天気は悪いが、砂浜はきれいだった。
海に浮かぶ小舟。マルタでもこれに似た風景があった。地中海側の漁港の姿だ。
さて昼食、2時過ぎてるしそろそろ食べないと。カスカイスは港町なのでせっかくなら魚を食べたいなあ。港町のレストランは見分けるのが難しいが、この店へ入ってみる。
我々がポルトガルに行くにあたって、どうしても食べたいものがあった。ここにはそのメニューがあり、しかも適正なお値段でいただけることがわかり、ここで食べることとする。
喉を潤すためにワインを飲み、料理を待つ。
さ、これが我々が待っていた料理である。
イワシの塩焼きである。ポルトガルではイワシはアクセサリーの題材になるほど有名で、国民食としてよく食べるのだ。焼き方は日本と同じ。1皿4匹なんてペロッと食べてしまえる、おいしい料理だ。マカオでイワシを食べることを知り、本土でも食べているのを知ってこれである。マカオはスパイスを使っていたが、こちらは本当の塩のみ。父は途中からビールへチェンジ。これはビールのほうが合う。日本では年越しそばの時間、我々は西の果てでイワシの塩焼きだ。
イワシの塩焼きは7ユーロだった。