さて2015年冬の美瑛の丘の写真をお見せしていきたいが、先にお断りとお伝えしなければいけないこと、それに対しての提案をしたいことがある。
先日こういう記事が出た。
「「哲学の木」ついに撮影禁止に」
http://biei-oka.net/?p=147
以前にも小職のブログでご紹介したが
https://shimayanhongkongasia.wordpress.com/2013/11/05/
美瑛の丘での畑の中へ入ってのマナー違反の撮影が絶えない。「哲学の木」については上記記事の通り所有地の農家がとうとうお怒りにいたり、木の根元に「×」マークを入れることになってしまったが、それでもカメラマンの横暴な動きは止まらず、とうとう撮影禁止となってしまった。
最終日にタクシーを借り、美瑛の丘を回った。タクシーの運転手に申し訳ないが哲学の木にも行ってもらった。
この通り、畑の前には撮影禁止の立札が刺さっている。
上の画像は窓越しだったんだけど、「窓開けて撮ったら」との勧めで、窓を開けてもう一枚いただいた。
ここの農家のお父さんは寛容だとタクシー運転手も言ってた。私もNHKで見たことがある。「いやあ、本当は4本あったんだけど、3本は火災で焼けてしまった」なんて話をする方で、観光客が来ることは歓迎なのだそうだ。
ところが、この息子さんが厳しい、とのこと。注意でトラブルになっていたり、別の畑から監視しているとのこと。タクシーの運転手曰く「ここへ連れていくと最近はびくびくする」とのこと。
常にお話ししている通り、畑は農家の生活の場であり、その生活を脅かしてはいけない。畑に入ることにより靴に含まれる都会の雑菌が作物に影響を与える。これはご理解いただきたい。
撮影マナーについては最近増えている海外から特に中国方面からの観光客のマナーを批判される方がいる。それは間違いである。確かに彼らは海外でのマナーを知らない、これは注意をしてあげればいいのである。そうすればその後はそういった過ちはしない。なぜなら海外での勝手をしらずにびくびくしているからだ。そして日本の農業の素晴らしさを知っているからだ。これは中国に駐在し接してきた私が保障する。それは日本の「おもてなし」である。
一番悪いのは、理屈のわからんマナーの悪い日本人のカメラマンである。全くの自我であり、何もわかっていない。恥ずかしいとしか言いようがない。
この日のクリスマスツリーの木。この足跡は明らかにカメラマンである。
美瑛の丘の畑には入らないでほしい。
農家はもちろん、真面目に楽しみにしている我々や観光客は迷惑である。
ここ最近だが「哲学の木」について「撮影禁止の木」などとほざいているTwitterを拝見した。これまで楽しんできたものが言っているのならもちろんであるが、こういった外の動きは悪意そのものである。そもそもこの木には「肖像権」『命名権」がある可能性があり、そうだとした場合これを所有している「広告代理店」から訴えられる可能性がある。木が悪いのではない、農家が悪いのではない、悪いのはマナーを守らない日本人カメラマンである。そこを考えてほしい。この命名は許すわけにいかない。
で、1つこのブログからであるが提案をしたい。
哲学の木の畑の周りに柵を設置できないものだろうか?景観を損ねるということはあるのかもしれないが、人が立ち入るのが問題ならばそれなりの柵があってもいいのではないかと思う。もちろん農作業の機材の出し入れが難しいのもわかるが、トライできないものだろうか?
費用の面があるだろうが、これが本当の観光地ということであれば美瑛町の補助があってもいいのではないか。またはこの木を有名にした「広告代理店」から徴収する、という方法もあるのではないか。
是非この提案をこの農家には考えてほしいし、美瑛町も考えてほしい。
小職としてはこういった悪行についてTwitterでの写真などの拡散に協力していき、撲滅へ進めていく次第である。
ということで、これからこの冬の風景をご覧いただく。冬は他のシーズンと違い、宿泊先が実施しているクロスカントリースキーのツアーに参加し撮影、または道路上からの撮影を行っている。ツアー実施に際し、畑の中を進んでいるが、関係の農家からの許可をいただいており問題なくやっていることをご理解いただいた上でお楽しみいただければ、と思う。