今回のシンガポールの旅の最初にこれを記しておきたいと思う。
シンガポールの夜の楽しみは、シンガポールスリングだ。
このカクテルを生み出したのは、ラッフルズホテルの
ロングバーである。
前回は2015年末に父と毎晩飲みに行った。今回もこの場で夜を過ごしたいと思っていた。
このシンガポールスリングと、そして麻の袋に入ったピーナッツとともに。
以上2015年12月末撮影。
しかし、旅行に行く直前に大変なことを知ってしまった。
ラッフルズホテルは改装工事を始めていて、ロングバーは閉店しているという。
せっかくシンガポールに行くのに、残念だ。
ところがラッフルズホテルはこういう呑み客を捨てていなかった。
これはラッフルズホテルのHPのトップ画面だ。英語からほぼ訳されているので日本語のページでご紹介するが、赤線のように書かれてあった。
「シンガポールスリングを含むすべてのお食事は、バー&ビリヤードルームにてご堪能いただけます」
そしてとどめを刺すかのように、説明の最後にも改めて
「ロングバーは改装休業中のため、シンガポールスリングは2017年12月中旬までバー&ビリヤードルームにてご提供いたします」
これは行かないと。
ということで、今回もシンガポールスリングの夜を楽しむことにした。
Day1、入口は建物を描かれた幕で覆われてるねえ。
バー&ビリヤードルーム、昼のランチで入ったことがあるが、ここがシンガポールスリングの場になるのか。
もともとはここがシンガポールでは一番古いバーらしい。
真ん中にあるバーカウンターに座った。
すぐにやってきた。これだよね。シンガポールスリング。テーブルにある麻袋からピーナッツを取り出し、皮をむいて食べる。皮は床に捨てていい、ロングバーの作法はこのバー&ビリヤードルームでも守られていた。
大きな麻袋が積まれている。全部ピーナッツなのだ。
Day2、今夜も呑むぞ。
メニューを見て、ちょっと「浮気」
この夜はメニューの下にあったサクラスリングにした。
日本とシンガポールの外交樹立50年を記念し昨年考案された期間限定のカクテルだ。日本酒がベースでしかも「獺祭」である。
Day3、素晴らしい夜景を見てから歩いて向かった、距離はあった。
この夜のシンガポールスリングは回った。ホテルへ戻ったらすぐ眠ってしまった。
Day4、昼食を終え、空港へ向かう前に立ち寄った。
昼間は混んでいた。でも仕方なかった。回転は速かった。すぐに席へ。
入口にあるビリヤード、夜はここでプレイしている客もいる。
最後はカウンターには座れず長テーブルの席で。
これが旅の終わり、改装前の〆のシンガポールスリングとなった。
Thank you for all Singapore sling and Sakura sling.
シンガポールスリングを呑めるのは12月13日まで。その後ラッフルズホテルは全館閉館し改装工事に入る。2018年後半に再オープンの予定。それまではシンガポールスリングもお別れである。