土曜日の13時30分、私は山梨県の大月駅にいた。これから富士急行で富士吉田(駅は富士山駅)へ行ってうどんでも食べに行こうか、ついでに富士の写真を新しいカメラで試せばいいかな、そんなつもりだった。富士急の駅に着くと人がたくさんいた、テレビ局も1社来てた。
ホームに行くと、おお、これか!
7月12日、この日から営業運転を開始した「フジサン特急」の新型車両である。
新型といっても、もとは小田急のロマンスカーRSEである。御殿場線経由で沼津まで乗り入れていた「あさぎり」で使用していた車両である。2年ほど前に引退したがそのうちの1編成を富士急が購入、改良の上3両編成の特急として再スタートである。
この列車が最初の列車である。先頭車は指定席だが、この日は団体専用となっているとのこと。そのため後ろ2両の自由席は鉄道ファンと観光客で立席が出るほどだった。観光客、外国人が目立った。
富士急関係者に見送られながら大月駅を出発。特急とはいっても山岳路線のため特急とはいいがたいくらいのスピード。車窓から立派な富士が見えればいいんだろうけど、この日は雲に覆われて、まあ夏だから仕方がない。
40分ほどで富士山駅に到着。
列車は進行方向を変えて河口湖へ向かった。
肝心の富士は、富士山駅の駅ビルに展望スペースがあって行ってみたけど、山頂が雲に覆われてこの状況。
その後、河口湖駅まで行って、近くの踏切からこうやって撮れたからいいかな?