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日別アーカイブ: 2012年3月11日

再生・・・311、1年を想う


(アメブロ「しまやん香港アジア支局・過去帳」http://ameblo.jp/shimayanhkasiaex/ でも同じ記事を公開しています。)

昨日は鎌倉の鶴岡八幡宮へ行ってきた。

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関東地方はまだ寒く、やっと梅が咲き始めた。鎌倉は梅の木がたくさんあるようで、鶴岡八幡宮でもこのようにきれいに花を咲かせていた。

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鶴岡八幡宮は何度も訪れている。この日私が見に行ったのは本殿ではなく、この場所を撮るためであった。

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本殿に上がる石段の横にあった大銀杏、である。2年前のちょうどこの日3月10日の早朝、強風で倒れてしまった。

私はそのおよそ2週間前、一時帰国中にロンドンから戻ってきた翌日に訪れ、よくも倒れなかったなあ、と驚いたのを思い出す。もしかするとその辺りからニュージーランド、そして日本の大地震を避けてきた運を持っていたのかもしれない。

木は3分の1を残し左側へ移植、そうすると移植した木から、そして切り取られた根元から新しい芽を出してきたのである。移植した木からはこのようにたくさんの新しい枝が出てきている。

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移植したほうはこのようにたくさん。根元のほうは、撮るの苦労したけど、ほらね、ここに1本。

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これが2年かかった倒れた木の新しい姿である。

鶴岡八幡宮によると、しばらくは剪定が必要で、伸ばす枝を固めるまでには数年かかる、とのことである。

 

再生、日本がこれからクリアしていかなければならない大きな課題である。しかもその期間はこれ以上に長い。

1年前、私は帰任が決まって帰国準備を始めた直後のことであった。昨年2月に訪れた直後に発生したニュージーランド南部地震にショックを受けた後だっただけに、津波に襲われた懐かしい南三陸の姿、原発事故、電力事情など重なって不安な帰任までの1か月だった。

帰国直後、そして昨年9月と東北を訪れた。私ができることは行けるところは行ってお金を地元、そして路線を復旧していかなければならないJRへ落としていくこと。まだまだこの2回だけでは少ないところである。しかしこの2回の訪問で、絶望の中での可能性を感じられた。特に昨年9月の南三陸への訪問・宿泊は小さな1歩ながら大きな1歩であった。3月12日朝のNHKの映像を見て、海外赴任前に研修を受けに行った街の思い出も、そして再訪の可能性もなくなった、と思ってしまった。しかしその中で少しの「可能性」を持つことができたのが昨年9月の訪問であった。

「可能性」のあることは何が何でも進めていかなければ、これが今の東北、しいては日本の課題であろう。

先月、私が訪れたニュージーランド・クライストチャーチは大きな決断をした。街の名前でもありシンボルである大聖堂を解体する、としたことである。市民いや信者の安全のため、教会が決めたことである。観光地でもあり、街のシンボルでありこれから大きな議論となることであろう。しかし私はこの重い決断を尊重したい、そして評価したい。外から見たものとして思い出がなくなることは大きな痛手ではあるが、それが全てではない。前へ進むための大事な決断である。(写真は2011年2月6日に撮影)

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このことを日本は後を追うものとして学んでいかなければ、理解しなければならない。

時が過ぎ、避難方法だ、退避が遅れた、などで裁判になる例が日本では増えている。この地震・津波に対してゴネてでも賠償を得て生き延びたい、そんなことがあっていいだろうか。この写真は昨年9月の南三陸町の防災庁舎であるが、この姿を見て、退避が遅れたと町長を訴える姿があること、常人では理解できないと思うのは間違いだろうか。ぎりぎりまで町民の避難に全力を尽くしながらこうならざるを得なくなったことを誇りに思わなければ。何か復興へ向けての方向が間違っている。(写真は2011年9月25日、南三陸町防災庁舎にて撮影)

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なぜこのような間違いへ進むのか?

それは政治が強いリーダーシップを持たずに国の進むべき方向へ誘導しているからだ。

 

東日本大震災から1年。原発事故もあり未だ進行中の事象であるが、前へ進むこと、これが今やっていかなければならないことであろう。当時ボランティアを担当し、追っかけた者として、東北は阪神淡路の被害の比ではない、何もないところからスタートしなければならない課題が山積みである。厳しいと思う。しかし前へ進んで行かなければならないことはある、それがきっと「再生」へつながる芽を出すこととなるであろう。(写真は2011年9月25日、南三陸町での日の出)

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最後に、お花の写真をもって終わりとしたい。これは昨年3月12日に香港のフラワーフェスティバルで撮影したおなじみのチューリップ畑からである。この日は原発がどうなるか、気が気でならない中、最後のフラワーフェスティバル訪問だったが、少しこれで癒された。やはり花があること、素晴らしいと思う。

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再生を願って。そして前へ向かって進んでいこう。

改めて被害に遭われた皆様へ心からの哀悼とお見舞いと申し上げます。

 

P.S.      東北へは「桜の咲くころに」またお伺いしたい、と考えています。

 

 

 

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2件のコメント

投稿者: : 2012年3月11日 投稿先 未分類

 
 
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